あなたの肩を
やさしくほぐせば
朝日がさしこむ
軒下の縁側
新聞広げ
あなたのひざへと
幼い思い出
よみがえり
聞こえる
「人間枕は買うても無い無い」
父の寝技
僕は枕になる
金木犀の風が吹いています
子猫 裏庭で
じゃれあい眠る
*
川沿いの道
街までおでかけ
夕日が落ちます
振り向けば満月
回転寿司屋
のれんをくぐれば
家族の思い出
よみがえり
微笑む
「数えずお皿を 洗っちゃいました」
新人さん
店主 あわてまくる
金木犀の風が吹いています
月夜 腕を組み
あなたと歩く
*
「人間枕は買うても無い無い」
父の寝技
僕は枕になる
金木犀の風が吹いています
家族 お茶の間で
じゃれあい眠る
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